外観現る

先週、外部の足場が外れて、外観が現れました。

平らな瓦と塗り壁、

軒天と1階外壁の板貼りが

良いバランスで仕上がったと思います。

道路から見ると敷地に対して

奥まった部分にひっそりと

たたずむように建っています。

奇をてらわず、オーソドックスな

デザインで風景に馴染む外観を目指しました。

そして、何より太陽に素直な設計で

パッシブデザインの基本に忠実に

屋根の形状、軒の出や

庇などの設計を行っています。

写真を撮ったのがちょうど正午ごろですが、

この時期の影は8月下旬と同じぐらいの影になります。

その頃はかなり暑く、日射をいかに入れないようにするかが非常に重要です。

風の通りを考えることも大切ですが、本当に暑い時期(7月中旬~9月上旬)は

風を入れてもそれほど涼しさを感じることができず、

それよりも日射遮蔽を行うことがキモとなります。

 

逆に冬には太陽の高度が下がり、日射が低い位置から入ってくる為、

庇があっても日射が奥まで入ってきます。

その日射熱は立派な暖房器具になり、晴れた昼間は温かく過ごすことができます。

その当たりまで考えて窓や軒・庇の設計を行って、

今回のモデルのような外観に行きつきました。

 

内部では内装工事が進んでいます。

壁紙を貼り終えた後、上から

塗装工事を行いました。

 

天井と2階や水周りの壁は

この仕上げを行っていますが、

ビニルクロスにはない

独特の風合いがあります。

 

その分、手間と工期が掛かりますが・・

 

 

木製建具の塗装や

先日ご紹介したタイルの施工も

終わっています。

このタイルは洗面化粧台の後ろに作った

台の部分に貼っていますが、

洗面台が取り付けられると

良い感じになりそうです。

塗装もほぼ終わり、左官屋さんによる壁のヨーロッパ漆喰塗りも始まりました。

現在、1日でも工程が狂うと4月29日のオープンに

間に合わない日程で現場が動いています。

連休中に見て頂けるように職人さん達と一丸になって取り組んでいます。

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