設備仕様・・便利さとメンテナンス性、どちらも大切に

今回は、キッチンやお風呂などの住宅設備についてご紹介します。

設備は、入居される方にとって、使い勝手や暮らしやすさを実感しやすい部分です。
一般的に便利でお手入れが楽なものを望む方が多いと思います。
一方、賃貸オーナーとしては、できる限りコストを抑えながら、長く使えてメンテナンスしやすいものを選びたいところ。

この両方の条件に合う内容にするため、今回はゼロベースで見直しました。
ショールームで使い勝手や色などを確認しながら、ひとつずつ決めていきました。

キッチン|使いやすさとシンプルさを重視
キッチンは、入居者の方が特に気になる設備の一つではないでしょうか。
サイズは一般的な一戸建てと同じ2550mm。ステンレスカウンターやIHクッキングヒーター、ゆっくり閉まるソフトモーション機能付きの引き出し収納など、使いやすさと掃除のしやすさを重視しました。
華美な装飾や余分な機能は控え、シンプルで長く使えるキッチンにしています。

キッチン仕様

お風呂|掃除のしやすさを優先
浴室は、足を延ばしてゆったり浸かれる浴槽が入る1坪サイズのシステムバスです。
カウンターや棚など、掃除がしにくくカビが生えやすいものは、できる限り付けていません。
そのかわり、マグネット型の棚などを後から取り付けられるようにしています。
浴槽や床は保温性のある仕様とし、入り口はドアにして、外側にタオル掛けを付けました。
さらに、カビの生えにくい環境にするため、24時間換気も取り入れています。

システムバスの仕様

洗面化粧台|すっきり、しっかり収納
洗面台は、ボウルとカウンターが一体になった、日々のお手入れが楽なシステム洗面化粧台を選びました。
またデザインがすっきりとした3面鏡は、収納もしっかり確保されていて、洗面まわりの小物もすっきり片付けられます。

洗面台の仕様

トイレ|シンプルな機能と交換のしやすさ
トイレには、汚れが付きにくい節水型の便器と、基本的な機能を備えた温水洗浄便座を採用しました。
将来の故障や交換にも対応しやすいよう、便器・タンク・便座がそれぞれ独立したタイプを選んでいます。
物を置ける棚付きのペーパーホルダーや、タオルを広げて掛けられるタオル掛けなど、小物にも気を配りました。

照明|くつろげる明るさに
照明は、主張しすぎないシンプルな器具を中心に、LEDを採用しました。
リビングには間接照明も取り入れています。
明るさを確保するだけでなく、やわらかな光に包まれて、ゆっくりくつろげる空間を目指しました。

照明計画

エアコンと循環ファン|家全体を効率よく空調する
エアコンは、1階と2階にそれぞれ1台ずつ設置します。
冬は1階、夏は2階のエアコンを中心に、家全体を冷暖房できるよう計画しました。各部屋には循環ファンを設け、閉じた部屋でも空気が行き渡るようにしています。
これは、注文住宅でも採用している空調方法です。
建物の断熱・気密性能を生かし、空気の流れまで考えて設計することで、各部屋にエアコンを設置しなくても快適な環境を目指せます。
エアコンの台数を減らせれば、初期費用だけでなく、電気代も抑えられるのがメリットです。

太陽光発電|電気代の負担を減らす
外装仕上げでもご紹介したとおり、各住戸でそれぞれ太陽光発電を自家消費できるように配線を行っています。
入居者の方は、昼間に発電した電気を自由に使うことができます。
電気代の削減はもちろん暖房や冷房を惜しまず使えるため、快適な室温を保ちやすくなることも、この住宅の魅力の一つです。


今回の設備選びでは、便利そうな機能を何でも付けるのではなく、本当に必要なものを見極めることを大切にしました。
使いやすく、お手入れがしやすい。そして長く使えて、将来の交換費用も抑えられる。
入居者にとっての暮らしやすさと、オーナーにとっての維持管理のしやすさ。その両方を考えた仕様になったと思います。

次回は、住宅の根幹となる住宅性能について詳しくご紹介したいと思います。